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手形割引業者を選ぶポイント

手形割引を引き受けるのは、銀行や信用金庫などの金融機関のほかに、手形割引を専門に請け負っている手形割引業者に依頼する方法があります。

手形割引業者を選ぶポイント

銀行ではなく手形割引業者に手形割引を依頼する場合、事前にチェックしなければならないポイントがあります。
手形の扱いは会社経営において非常に重要です。手形割引業者選びで大切なことは、信用できる業者かどうかを見極めることです。
手形の扱いは会社の資金繰りに直結することです。業者選びは慎重に行いましょう。

貸金業者登録がされているか

貸金業を行うためには、財務省や知事に届出をし、許可を得ることが法律で定められています。したがって、貸金業者登録が無い、または登録が済んでいない業者は、絶対に避けなければいけません。

貸金業者として登録されているかどうかは、貸金業登録番号を確認します。貸金業登録番号とは、貸金業者として許可を得た企業に交付される番号のことです。貸金業登録番号にはもう一つ見ておくべきポイントがあります。ひとつ例を挙げてポイントを解説します。

●貸金業登録番号の例
東京都知事(14)0000000号

貸金業登録番号の先頭には、その業者が誰に登録を受けたかが明記されます。知事や財務省、また地方の財務局が登録を行います。
()内の数字は登録番号の更新回数を表しています。貸金業は3年ごとに登録を更新する必要があり、違法な業務を行った業者は登録を更新できません。したがって、()内の数字が大きいほど、長く業務を行っており、信用度が高い業者と見ることができます。(1)であれば登録後3年未満の業者、(5)であれば登録後15年未満の業者です。

なお、貸金業登録が義務付けられた貸金業法が施行されたのは1983年11年1日ですので、2014年4月現在()内の数字は(14)が最高となります。最後の0000000号が業者の登録番号です。この登録番号が重複して交付されることはありません。
金融庁のホームページで、貸金業登録番号に登録されている業者を検索できる、登録貸金業者情報検索サービスを行っています。
手形割引業者に依頼する際には、貸金業登録番号を検索し、許可を受けているかを必ず確認しましょう。

☆登録貸金業者情報検索入力ページ
http://clearing.fsa.go.jp/kashikin/

このほかにも、日本貸金業協会のホームページでは、悪質な業者を検索できるサービスを行っているので、こちらでも一度チェックしておくとよいでしょう。

☆悪質業者の検索ページ
http://www.j-fsa.or.jp/personal/malicious/index.php

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