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手形割引の金利について

手形は、第三者へ譲渡することで満期日の前でも資金化することができます。これを手形割引といいます。ただし、手形の額面金額をそのまま受取ることはできません。
満期日前に手形割引をするためには「手形割引料」と「取立手数料」、場合によってはその他にも費用がかかります。

これらの手数料を手形の額面金額から差し引いた金額が受取金額になります。
通常、借金をすれば利息を支払うことになりますが、手形割引の際には割引くための費用が支払金利になります。
ここでは、手形割引料と取立手数料の詳細について見てみましょう。

手形割引料、取立手数料って何?

手形割引料については、次の計算式で算出されます。

・計算式:手形額面金額 × 満期日までの日数 ÷ 365日 × 手形割引率(%) = 手形割引料
・計算例:100万円 × 90日 ÷ 365日 × 10% = 24,658円

手形割引率は、銀行の場合は割引依頼人の信用度において変わります。
一方、手形割引業者の場合は手形振出人の信用度において変わります。
割引依頼人または手形振出人の信用度が低いほど、手形割引率は高くなる傾向にあります。

取立手数料については、銀行、手形割引業者共に、概ね600~1,000円程度(消費税別)の金額となっています。

支払い金利の2つの概念

手形割引に際しての支払金利には、2つの概念の利率があります。それが「表面金利」と「実質金利」です。
表面金利とは、手形割引料を計算する時に使った「手形割引率」そのものをいいます。
一方、実質金利とは、手形を割引いて実際に受取る手取金額から逆算した金利です。
手取金額は、手形額面金額から手形割引料および取立手数料とその他の諸経費(例:事務手数料や調査料、保証料などがかかる場合があります。)を差し引いて計算します。

なお、手形に関する金利計算をするときには、満期までの日数が必須となりますが、支払期日が銀行の休業日にあたる場合には、その翌営業日までの日数を加算します。

手形割引の際には実質金利がより重要

割引依頼人としては、表面金利よりも実際の支払金利である実質金利が重要になります。
実質金利と表面金利の差は、手形割引にかかる費用の差です。
手形割引の業者を選ぶ際には、表面金利(割引率)の比較だけでなく、実質金利に注意することが大切です。

また、他社と比較してあまりにも金利が低い場合は注意しましょう。金利が安いに越したことはありませんが、審査能力等も含め総合的に判断しましょう。

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