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手形の現金化の流れ

手形を現金化するためには、支払いを行う金融機関(通常は銀行)に手形を見せる必要があります。これを「呈示」といいます。
手形に記載されている期日を含めて3営業日までに呈示を行う必要があります。この3日間に銀行の休業日がある場合は、休業日の日数分、支払い期間が延長されます。3日間の支払い期限内に手形を呈示しなかった場合、決済できなくなりますので、手形を受け取ったら必ず期日を確認しておきましょう。
この際注意しなければならないのは、支払い銀行が遠隔地にある場合、手形交換を行うための手形の郵送期間も期限の3日間に含まれているという点です。
郵送日数を含めると、期限の3日を過ぎてしまう可能性がありますので、できるだけ早く取立依頼を行ったほうがよいでしょう。

手形の取立

手形が実際に現金化されるまでの流れを見ていきましょう。
手形を決済するためには、期日までに支払いを行う金融機関(銀行)に呈示する必要があります。
企業間の取引の場合、企業同士が遠く離れた場所にあり、支払いを行う銀行に行くことが難しい場合があります。その場合、自分が口座を持っている取引銀行に手形を持ち込み、決済を依頼することになります。
銀行に手形を持ち込んで、現金の支払いを依頼することを「取立の依頼」といいます。取立を依頼した銀行には取立手数料を支払う必要があります。
なお、銀行によっては、依頼をした手形を期日まで管理し、期日がきたら自動的に取立を行うサービスがあります。手形を紛失すると支払いを依頼できなくなるため、こうしたサービスを利用するのもひとつの手です。

手形の交換

手形の取立を依頼された銀行は、2つのケースに分けて取立を行います。
1つ目のケースは、取立を行う銀行と支払いを行う銀行が異なる場合です。この場合、銀行に持ち込まれた手形は、全国にある手形交換所と呼ばれる場所に持ち込まれます。
手形交換所には様々な銀行から手形が持ち込まれ、支払いを行う銀行へ手形が交換されます。手形交換所に手形が持ち込まれた時点で、支払いのための呈示が行われたと見なされます。

もう1つのケースは、取立を行う銀行と支払いを行う銀行が同一の場合です。この場合は、銀行内で支払い処理が行われるため、手形交換は不要です。

手形の決済

手形は手形交換所で支払いを行う銀行に渡されます。手形を受け取った銀行は、手形が不渡りになっていないかを確認した後、手形に記載された金額を受取人の口座に振り込みます。これで手形の現金化が完了します。

手形の現金化までにかかる日数

多くの場合、手形は手形交換所に持ち込まれることになります。また、銀行に取立を依頼しても、その日に手形交換所に持ち込まれるとは限りません。
支払いを行う銀行が不渡りの確認を行うことも含めると、実際に入金されるまでに最短でも3営業日はかかると考えておきましょう。

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